日本針穴写真協会 2014年3月23日(日)例会ご報告


日    時: 2014年3月23日(日)13:30‐15:00
場    所: 神楽坂トワイシア・ヒルサイドレジデンス パーティルーム
出 席 者: 13名 理事:田所、中島、松久、遠藤(志)、遠藤(優)、根岸

例会の後8月の会員展のDMに使用する写真を選ぶことになっていたため、今回の例会にはいつもより大勢の参加があり、会員(7名)と理事(6名)がいつもの会場に集いました。

口火を切ったのはSaさん。自分の車のボンネットに取り付けた6x9インチのブローニーサイズ用の改造カメラで夜の町を走行しながら光の軌跡を描いています。前にトラックなどが止まった場合は、電磁シャッターを使って撮影を中断したりして20分間ほどかけて撮影したそうです。

Esさんが見せてくれたのは、4x5のシートフィルムをチェックするのにぴったりのLEDの豆電球が入ったライトボックス。小中学生向けの雑誌Ciaoの3月号付録で見つけたそうです。
Neさんは最近は仕事が忙しくてたくさん撮影できなかったとのことですが、この1年の間にいつもの6x6サイズのカメラで撮った沖縄の風景やカフェ内の光景などを披露しました。
Kaさんはブローニーサイズを四つ切りのカラーにプリントしたもの(新宿モード学園の建物や国際フォーラムのランチタイムの人物入りスナップ)以外に、今回はブローニー用のカメラに35ミリフィルムを入れて撮ることで、パーフォレーションをビジュアルの中におもしろく取り込んだモノクロ作品を披露。
Kiさんの作品は、箱崎、小菅などのジャンクションシリーズや高速バスの運転席を背後から写したパノラマサイズのカラー写真など。以前の例会で話題になった振り振り棒を初めて使ってやってみたそうですが、箱崎ではその怪しげな行為でお巡りさんから職質されたそうです。同様に職質されたというKoさんの場合は、振り振り棒の代わりにミニ扇風機に取り付けた棒を御霊祭で使用したそうです。やはり場所や時間によってはかなり危なげな人物に見られるので要注意です。
Eyさんは同じ参加者のMitさんを通じて入手してもらったという黒のマットのアセテート(?)フィルム(厚さ0.05ミリ)にレーザー光線で針穴を開けようと考えているとのこと。金属に針穴を開けると焦点距離が短い場合フレアーの影響がでるので、このやり方で改善できるのではないかと考えているそうです。
前回の例会でご紹介したNaさんの改造ホルガ「リムジン」はワークショップで扱うのが困難だということだったので、NeさんはNaさんからこのカメラを借りて試し撮りしたそうです。まだカラーネガの状態でしたので次回の例会でのご披露を楽しみにしています。
Taさんは、つい先日アマゾンのKindle Direct Publishingで「ピンホール写真」というe-bookを発行しました。歴史と原理を重点的に解説し、一眼カメラでの撮影が中心となっています。第二弾として「ゾーンプレート写真」の発行を準備中とのこと。
少し遅れて例会に参加されたTmさんは娘さんを被写体にした写真だけで一冊の本に仕立てた、非常に雰囲気のある作品を披露しました。
三連休の貴重な日曜日にお集まりいただいた方々、お疲れさまでした。次回は6月を予定しています。詳細は5月の連休明けにお知らせします。是非お気軽にお出かけください。(田所)


皆様お疲れ様でした。